大学編入:高専出身者は大学編入後も就職活動が有利?

高専出身者であることは大学卒業後、有利に働くのでしょうか?

当方が知っている限りですが、高専から大学に進学した学生は、インターン選考も就職活動も、センター入試組よりうまくいきやすいようです。

なぜでしょう?

以下のような理由が考えられます。

 

高専出身者はIT分野に慣れてる人が多い

高専出身だとパソコン操作はお手の物の人が多いですね。提出物も一年生のうちから、紙ではなくデータファイルで求める学校もあります。

しかしセンター入試組は高校時代、手書き中心の授業を受けてきました。
大学も高専と比べると手書きの比重が高い傾向です。

「厳しい受験戦争を勝ち抜き、上位国立大学に在籍し、学歴フィルターは余裕で突破できる。
しかしプログラミングはあまりできない。パソコンの操作すらおぼつかない」
といった学生は珍しくありません。

一流大学の理系の学生のために「ctrl+c」のキーの使い方の説明を就活の資料に載せる大手人気企業もあります。信じられないかもしれませんが、今の日本の実際の話です。

近年、多くの企業がDXに注目しています。高専出身の高学歴は非常に需要のある存在でしょう。

 

高専出身者は社会人になる自覚が強い

基本的に、高専ではかなりの学生が卒業後、就職します。教師も学生も就職を意識して活動しています。
そうした環境のため、卒業後、大学進学する学生も、自然に社会で働くことを身近なことと捉えるようになっています。

しかしセンター入試組は違います。
高偏差値の大学の学生ほど、進学校出身のため、就職活動する人が身近にいなかった人が多いです。働いた経験もアルバイト程度です。

そのため社会人になるという自覚を持てず、非常識な行動をしてしまう学生もみられます。

ある大手有名企業では、オンラインでの企業説明会の最中、カメラがオンの状態であるにもかかわらず、食事を始めた学生がいたそうです。