大学編入:成績トップだったのに全落ち Aくんの「なぜ?」
成績優秀でも全落ちはありうる!大学編入の厳しさ
以下はとある高専のクラス上位の進路です。
1位 Aくん:専攻科
2位 Bくん:技科大(推薦)
3位 Cくん:旧帝落ち→上位国立大学
4位 Dくん:地方国立大学
Aくんはずっとクラスで成績一位でした。BくんCくんの順位が入れ替わることはあっても、Aくんがゆらぐことはありませんでした。
優秀だったAくん。進路となった専攻科は第一志望ではありませんでした。大学編入を希望していました。
Aくんの大学編入試験
Aくんは以下の4つの大学の編入試験を受験しました。
①旧帝大
②上位国立大
③上位公立大
④地方国立大
結果は・・・全落ちでした。
④地方国立大はなんとDくんの進学先でした。
2人は受験会場で顔をあわせ、同じ学部を受験しました。
結果、合格したのはDくんだけでした。
Dくんは高専でクラス4位、Aくんは1位でした。
Dくんは全科目においてAくんにまったく及ばない学生でした。
Aくんの敗因は?
Aくんは真面目で几帳面な学生でした。部活動もきちんとしていました。
そのAくんがなぜ、どこの大学も合格できなかったのか?
実際のところは大学関係者でないとわかりません。
ただ、彼は以下の問題点を抱えていました。
1.面接が苦手だった
Aくんは人前で話すことが苦手なタイプでした。
専攻科の面接は担任の教師が相手でしたが、それでも「まるで話せてなかった」と評価されました。
編入試験では面接を重視する大学が少なくありません。学科と面接の配点割合を同じにしてる大学もありますね。
Aくんをさしおいて合格したDくんは「政治家になれば?」と揶揄されるほど弁が立つ学生でした。
2.TOEIC対策がおろそかだった
大学編入試験にTOEICを取り入れる学校が増えてきています。
Aくんは4年生の秋からTOEICを受け始めました。受験時には400点前後でした。
スコアが高くないAくんが受験できる大学は限られてしまいました。彼の苦手な面接を試験に課さない大学もありましたが、TOEICの点数を重視する大学だったため見送りました。
学校の英語の試験とTOEICの試験はだいぶ違います。TOEICを受けてみたら期待より低いというのはよくあることです。