「STEP1:面接ではどんなことを質問される?」で挙げた質問ひとつひとつに対して、以下のポイントに注意しながら回答文を作成していきます。
1:長くなりすぎないよう注意
大学側は一度に複数の生徒の面接をします。
順番によっては、面接官側も疲れていたります。
専門分野や試験問題に関する質問で無い限り、一つの質問への回答は1分以内で終わらせられる長さにすると、面接官側もわかりやすいでしょう。次の質問もしやすくなります。
一つの句は短かめに
一つの文に内容を盛り込みすぎて、聞く側が理解しにくい回答をしてしまう人もいます。これ、実は理系脳の持ち主に、よく見られるクセです。物事を順序通りに話していくのですが、切れ目を作らないので、気づくと長い文章になってしまうのです。
面接では、文章を主語+目的語+述語のシンプルな構造にすると、聞く側の頭に残りやすくなります。
NG:「卒業研究では○○の解析を行っており、○○とは××を△△するときに使用するもので、工夫した点は・・・」
OK:「卒業研究は○○の解析を行っております。○○は××を△△するときに使用されます。工夫した点は・・・」
2:ありふれたキーワードに注意
ありふれたキーワードとは、近年でいえば「人工知能」「ビッグデータ」など、最先端技術の話題によくのぼる言葉です。
志望動機を述べる際、こうしたキーワードを使う生徒、実は多いです。
面接官側には「またか」といった目で見られがちです。
使うならば、最小限にしたほうがよいでしょう。
3:必ず、前向きな言葉で終わらせる
「聞いてません」
「やってません」
「教えて下さい」
たとえ事実だとしても、こうした否定的な言葉や、依頼的な言葉で回答を終わらせないようにしましょう。
面接官も人間なので、ネガティブな言葉を聞くと不安を感じ、相手に後ろ向きな印象を持ちます。
現実の内容がどうであろうと、前向きで意欲のある言葉で締めて、相手に安心感を与えましょう。
例)「研究室見学に伺ったことはありません。しかしネットや書籍で発せられる研究室の活動内容には目を通してきて、自分に合った研究室だという印象を持ちました。」
余裕があれば研究室見学を
面接時「研究室見学をしましたか?」と尋ねられる場合があります。
機会があれば、ぜひ興味のある研究室に見学OKか問い合わせてみましょう。メールで大丈夫なところもあります。
見学ができれば、より具体的な面接内容を作成することができます。
案内を任された先輩がオフレコな受験情報を教えてくれる場合もあります。
たとえ第一志望でない大学の見学でも、同じ分野の研究室を見学し、知識を持つことはプラスになるでしょう。
4年次のインターンシップを募集している大学もあるので、機会があれば、ぜひ参加してみましょう。
回答文の作成が終わったら、いよいよ暗記です!